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気を付けていても急に起こる喘息の発作。

こういった急な発作に供え、発作時に使う薬を持ち歩いている方は多いですね。

しかし、急な発作が起こり薬を使っても全然改善されない!なんて経験のある方も少なくないのではないでしょうか。

急な発作に供えて持ち歩いている薬が効かないと不安になってしまいますね。

そんな時の為に、薬を使っても発作が止まらない原因と対処法を紹介します。

薬を使っても喘息発作が止まらない4つの原因

薬を使ったにも関わらず喘息の発作がなかなか改善されない原因は4つ挙げられます。

1.薬の種類や吸引法の誤り

喘息発作というのは、急に起こる為、早く対処しようと慌ててしまいがち。
そんな時、気を付けたいのが薬の間違いですね。

普段から予防する為の「長期管理薬」を使用されている方は要注意!

発作が起こった時は、「発作治療薬」を使わないと発作を抑えることができませんが、慌てていつも使っている「長期管理薬」を使ってしまうなんてこともあるのです。

また、吸入法の間違いも発作が止まらない原因となります。

吸入の際は、
「ゆっくり呼吸」「スペーサーの使用」「呼吸を堪える」の3つを守らないと薬がうまく作用されません。

発作時の薬の使用は「発作治療薬」を「正しく」使うよう注意しましょう。

2.気道が細くなっており薬が届かない

喘息の方の場合、気道が炎症を起こしている為、気道自体が細くなってしまっているのですが、

  • 痰が詰まっている
  • 発作を頻繁に起こしている
  • 気道の炎症が酷くなっている

などの状態に陥ると気道が更に細くなってしまっている為、薬が届かず発作を止めることができないことがあります。

こうした場合は、気管支拡張剤を使ったり炎症を抑える為のステロイド投与などが必要となりますので、早めに病院を受診し、医師に相談されることをおすすめします。

3.生活習慣や環境による影響

主治医からも指導されている方が多いと思いますが、喘息の発作を予防することはもちろん、急な発作時に薬が速やかに効くためには、疲労やストレスなどを溜め込まず気道の炎症を抑える為にも必要に応じて安静を保つ必要があります。

しかし、毎日の生活の中でこの安静を保つというのは難しいという方が多いのも事実。

その為、生活習慣や環境によって気道の安静が充分に保てないことが多いと、発作が起こりやすく薬が効きにくいなんてこともあるのです。

こうした場合には、無理をせず安静を心掛けると共に、現状の改善が見込めないことを医師に相談し、生活習慣や環境に合った薬を処方してもらうことをおすすめします。

4.COPD(慢性閉そく肺疾患)の疑い

COPDとは、喘息に似た発作が起こる病気ですがその病態は「肺」にある為、喘息の発作に用いる薬を使っても発作を抑えることができません。

最近、薬を使っても効果が得られない、発作が頻発しているなど、今までと少し違う、悪化したという自覚がある場合には一度医師に相談されることをおすすめします。

発作が治まらない時は我慢せず病院へ!

喘息発作の重症度というのは、個人差がある上、同じ方でもその時の体調や環境によって変わってきます。

その為、普段、あまり重症化しない方は「もう少しで治まるだろう」と我慢しがち。

しかし、この我慢が後になって重篤な症状を引き起こしてしまう可能性もありますので、なかなか発作が止まらない時や普段より悪化していると感じた時は、早めに病院を受診するようにしましょう。

どこの病院を受診しても良いよう、普段から使用している薬の明記がある「お薬手帳」を持ち歩くと安心ですね。